ITSUKIは旧帝大卒業後、国内大手証券会社に入社しており10年間、投資銀行部門でECM業務を経験しています。
投資銀行は、企業や法人を顧客とする金融機関です。
顧客の有価証券を取り扱いながら、資金調達業務やM&Aのアドバイザリーを行っています。
投資銀行部門の中でも、ITSUKIはエクイティ・キャピタル・マーケット(ECM)を担当していたそうです。
ECMとは企業の資金調達に関する業務のことですが、企業が株式で資金調達を行うことを引き受けるのが主。
ECMが一時的に株式を買い取り、企業に代わって株を販売するという流れが一般的です。
簡単に言うと、企業の上場やM&A、株式の発行・販売のサポートを行っていた、ということですね。
企業が成長していく(企業価値を高めていく)には、どうしたって資金を調達せねばなりません。
企業が資金を調達する方法は様々ですが、株式の場合は投資家に株を買ってもらう必要があります。
しかし、ただ株を発行すれば売れる(資金を調達できる)というものではありません。
「その企業の株を買うことで、リターン(売買益や配当金など)が見込める」と思ってもらえなければ、株は売れないのです。
そこでECMが一時的に株式を買い取り、代わりに株式を販売することで、企業は資金を調達します。
しかし代わりに株式を販売すると言っても、
- 景気や投資家の購入見込み
- その株式発行が経営に与える影響の大きさ
- 株式の供給量増加に伴う株価の騰落
などなど企業に利益をもたらすため様々な分析を行ったうえで、案件を施行しています。
つまり経済動向から投資家心理に至るまで、全体的な金の流れを見通す力がなければ、ECM業務は務まらないのです。
企業価値と株価を高めるために、資金調達を成功に導くサポートを行うのが投資銀行のECM部門と言えます。
そんなECM部門で10年、株式調達と資金調達の世界にどっぷりと浸かり、株の神髄を知ったITSUKI。
そんなITSUKIの投資ノウハウを実践する生徒たちが成功しているのも、同氏が経験したエッセンスを享受しているからに他ならないでしょう。